近年における「子供がなりたい職業ランキング」でも上位にランクインし、ストリートファイター6やVAROLANTといったタイトルでの活躍を中心に、多くの人々から注目されているプロゲーマーという職業。
ゲームを遊ぶことでお金を稼ぐという、人によっては夢のような仕事と捉えられることも多く、近年ではプロゲーマーになるための専門学校の学科まで登場したりと、プロゲーマーという職業への注目度は年々上がっている傾向にあります。
そんなプロゲーマーですが、どうすればなることができるのか、気になる人や企業様も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、そもそもプロゲーマーとはどのような職業なのかという解説から、プロゲーマーになる方法やプロゲーマーに大切なことについても解説していきますので、プロゲーマーを目指す人等はぜひ参考にしてみてください。
そもそもプロゲーマーとは?
そもそもプロゲーマーという職業はどういったものなのかという点を解説しますと、定義としては「ゲームの大会等で賞金を稼くことを生業としている人」を指します。
プロゲーマーの存在自体は1990年代からあり、日本においてはHALOなどのタイトルで活躍したSIGUMAさんが、元祖プロゲーマーといえる存在です。
かつてはプロゲーマーという職業自体が日本では浸透していませんでしたが、現在はさまざまなゲームタイトルそれぞれに多くのプロゲーマーが活動しており、格闘ゲーマーのウメハラさんをはじめとしたプロゲーマーのメディア露出も徐々に増えつつあります。
また、FPSタイトルにおいてはチームで活動するプロゲーマーも多く、日本ではCODシリーズのeスポーツシーンで活躍していたRush Gamingや、VAROLANTのeスポーツシーンで活躍しているZETA DIVISIONが代表的です。
彼らプロゲーマー全員に共通する点としては「ゲームで勝つことが仕事」という点であり、全てのプロゲーマーが大会で良い戦績を残すために日々ゲームの攻略や分析といった努力を継続的に行っているのです。
プロゲーマーは稼げる仕事?
プロゲーマーという職業に対して「高い賞金がもらえる」「すごく稼げる仕事」というイメージを持っている人も多いかと思います。
しかし、実はプロゲーマーの世界において、ゲームのみで稼げている人というのはかなり少ないのです。
世界規模で見てみると、FortniteやCSGOといったゲームタイトルでは賞金総額が日本円で億に相当するほどの大会が高い頻度で開催されており、かなりの金額が稼げることがわかるかと思います。
他のゲームタイトルでは、2019年から始動したビーマニプロリーグでは賞金総額約2000万円であったり、格闘ゲームの世界大会であるEVOでは、各作品ごとの優勝賞金が100万円で賞金総額約1500万円と、かなり高い賞金が用意されていることがわかります。
しかし、これらの賞金はあくまで「優勝すること」ではじめて獲得することができる賞金なので、予選で敗退してしまったり、本戦であまり勝ち進めずに敗退してしまうことで獲得を逃してしまうことも多いです。
そのため、大会の賞金のみで稼げているプロゲーマーは日本においても一握りの数しか存在せず、中には本業をこなしつつもプロゲーマーとして活動しているゲーマーも存在しています。
そのため、プロゲーマーという仕事は確かに稼げる仕事ではあるのですが、とても難しいことでもあるのです。
どうすればプロゲーマーになれるのか?
プロゲーマーを目指す人にとってやはり最も気になるのが「どうすればプロゲーマーになれる?」という点かと思います。
プロゲーマーという職業は、ただゲームが上手いだけでなれるものでは当然なく、後述で紹介するさまざまな形式によって、プロゲーマーとして初めて活動ができるようになるのです。
ということで本項では、プロゲーマーになる方法として3つの形式を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
①スポンサーとの契約締結
おそらく最もオーソドックスなプロゲーマーのなり方が「スポンサーとの契約」です。
プロゲーマーによる動画配信サイトでの配信等を見てみると、さまざまな企業の広告等が画面に表示されているのを見かけることが多いのではないでしょうか?
配信等で広告として表示されている企業の多くは、配信を行っているプロゲーマー及びストリーマーが契約をしている企業によるものであり、プロゲーマーは契約を行った企業の期待を背負いながらeスポーツシーンで戦っていくことになるのです。
以前はゲームのコントローラーを製作している企業等がスポンサード契約を行うことが多かったものの、近年ではロート製薬やおたくのやどかりといった、ゲーム関連以外の企業も選手と契約することも多くなっています。
②ライセンスの取得
次に解説するプロゲーマーのなり方は「ライセンスの取得によるプロゲーマー活動の始動」です。
現在日本では「一般社団法人日本eスポーツ連合」が設立されており、この連合による活動として「選手へのプロライセンス認定」が行われています。
このライセンスが発行されることで、日本でのeスポーツ大会への参加をしやすくなったり、よりスポンサードを行う企業からの支援を受けやすくなるといったメリットが得られます。
ライセンスを取得するには大会での活躍等をした上で、日本eスポーツ連合が制定した規約等を守れるように、モラル等を考慮した活動を行うことが求められます。
③eスポーツチームへの所属
最後に解説するのが「eスポーツチームへの所属」です。
eスポーツチームは基本的に「トライアウト」と呼ばれるゲームの試験を合格したり、チーム側からのスカウトを受けることで成立します。
格闘ゲームやパズルゲームといった、個人の選手が活躍するゲームというよりは、FPSをはじめとしたチームの連携が重要視されるゲームにおいてチームが結成されることが多いです。
近年ではVAROLANTで、日本のチームであるZETA DIVISIONが世界3位という歴史的快挙を成し遂げたことから、チームでの活動も注目度が高まりつつあります。
プロゲーマーになるうえで大切なこと
前項ではプロゲーマーのなり方について解説を行ってきましたが、プロゲーマーになったあとになにが大切なのか意識したことはありますか?
前述もしましたが、プロゲーマーの世界は常に「戦い」であり、勝利することこそが最も重要な目標になります。
そんなプロゲーマーとして活躍する上で大切なものとは何なのか、本項で解説していきます。
①ゲームの実力
大切なこと1つ目は「ゲームの実力」です。
「プロゲーマーなんだからゲームの実力が大事なのは当然では?」と思う人も多いかと思いますが、プロゲーマーが戦うeスポーツシーンは、常にそのゲームにおける最先端の技術や知識が要求される場所です。
場面によってはプロゲーマーでも知らないゲームの仕様であったり、キャラクターの攻略といった面で圧倒されることもあり、とても細かい部分であっても実力の差というものが出てしまいます。
だからこそ、プロゲーマーとして活躍する上で、細かい知識や経験といった自身には見えない実力を育てることも重要です。
②強靭なメンタル
次に大切なのが「強靭なメンタル」です。
実はプロゲーマーとして活動する人の中には、スポンサーやファンからの期待であったり、自身のプライドというものに耐えられなくなってしまう人も多いです。
また、大会という大舞台において、プレイにも悪影響が出るほど緊張等が体に出てしまって、結局試合にも負けてしまうということもあり、メンタルがゲームに及ぼす影響は意外にも大きいものなのです。
そのため、メンタルトレーニング等を行って、大舞台の緊張や自身のプライド等と戦えるメンタルを持つことが大切です。
③コミュニケーション能力
次に解説する大切なことが「コミュニケーション能力」です。
チームで活躍する選手たちであれば、仲間とのコミュニケーションをしっかり取り、常に最適な連携が行えるように日頃からの関係性をしっかり良好にしたり、格闘ゲームであれば対戦を行った相手とのコミュニケーションで新たな発見があったりと、コミュニケーションによるメリットはとても大きいものがあります。
また、海外でのeスポーツ大会に参加する際には、ある程度の語学力も必要となりますので、そういった意味でもコミュニケーション能力もプロゲーマーには大切です。
④誠実な精神
最後に大切なのが「誠実な精神」です。
年々存在感が高まっているプロゲーマーという職業ですが、世間から注目される職業であったり、スポンサーの支援等もあって活動ができていることを自覚せず、一般常識から逸脱した行動や言動をしてしまうことで、SNS等の炎上に繋がってしまうケースも近年では多発している傾向にあります。
ゲームの実力ももちろん大切ではありますが、SNS等のネットワークが発展した現代だからこそ、マナーや常識等といった社会性も大切にしつつ、表舞台に立っても恥ずかしくないような「誠実な人間」であることもプロゲーマーにとっては大切です。
まとめ
今回はプロゲーマーになる方法について解説を行ってきました。
冒頭でも述べたように、プロゲーマーという職業は、近年の「子供のなりたい職業ランキング」でも上位に入るほど、年々注目度が増している職業です。
しかし、なりたいからといって簡単になれるものではなく、仮になったとしても厳しい勝負の世界で戦わなくてはなりません。
しかし、そんな勝負の世界で全力で戦い、試合が終わったあとには選手同士で称え合うという、従来のスポーツにも通じるような熱い魅力が、近年におけるプロゲーマーという職業の人気にも繋がっているといえます。
新しい選手の登場や、日本選手の世界におけるeスポーツシーンでの活躍など、今後のプロゲーマーシーンにも注目です。